働き世帯や一人暮らし世帯の増加で、時間的な制約や無駄な食材の軽減から、惣菜需要が増加している近年共。
例えば今日はくたびれたから台所に立ちたくないという日。
おいしい一品さえあればお酒もご飯も何杯でも!
その一品が感動のうまさで、さらに健康を担う…となれば、心と体にとって最高の贅沢ではないでしょうか?
偶然通りかかった商店街で、目に飛び込んできた「破天荒きょうちゃん」と書かれたオレンジ色の”のぼり”。
ここは間違いなく面白い!と直感で感じ、本能のままに入店したのがこのお店との出会いでした。
今回はJR茨木の春日商店街で、新鮮なお魚と自然農法のお野菜を生かしたお惣菜のお店を、ご夫婦で営まれている「破天荒きょうちゃん」を紹介したいと思います。
https://www.instagram.com/kyoh_chan30/
■電話番号:072-646-8459
■住所:〒567-0031 大阪府茨木市春日1丁目8−2
春日商店街の絶品すぎるお惣菜&魚屋「破天荒きょうちゃん」について
本日はよろしくお願い致します。
店内には様々なお惣菜と一目見て新鮮だとわかるお刺身の数々。
開業されたのはいつですか?
元々は夫婦で中央市場内の別々の場所で働いてました。その後私はスーパーで13年働いてたんですが、主人は市場で35年勤め上げ今は一緒に営んでいます。
魚の扱いはエキスパートですね。
開店のきっかけ
では「破天荒きょうちゃん」開店のきっかけを教えてください。
きっかけとなったのは母親で、2年前に脳出血で入院して、その後遺症で体質が変わってしまい以前からの乾燥肌が悪化して、掻き毟るようになり…。気持ち的にもかなり落ち込んで、弱音ばかり吐くようになってしまったんです。
初めは仕方ないかと思ってたんですが、あまりにも続くネガティブさにだんだん腹が立ってきて。なら体質改善させてやろうと思ったんです。
ああだこうだ調べて、まずは食事療法からスタートしました。その中で自然農法をやっている農家さんと出会い、お取り寄せして料理するようになりました。
それに加えてある本をきっかけによもぎオイルを知り、母親に使い始めたところ、わずか1ヶ月ほどで見事に治ったんです。
以前から漠然と、本当に美味しい魚を扱う、そんな自分の城となるお店を作りたいと思ってたんです。自分が本当に自信を持って提供できる魚しか触りたくない。売りたくない。
魚離れが提唱されているけど、そんな人にこそ本当に美味しい魚を食べて欲しい。
魚に対する苦手意識を少しでも無くして欲しい。そのために「自分だからこそできることはなにか?」と考えを巡らせはするのですが、考えがまとまらずにいました。そんな中、母のことがきっかけで出会った農家さんの美味しい野菜や、実践で実感したよもぎオイルの良さを広めたい、応援したい。
それが引き金となり、それじゃ自分の得意であり武器となる魚と組み合わせたお店を作ろう!
その思いが募りこの店の開店に至りました。
店名の由来
色んなことが原動力となったわけですね。
次に…とても気になる店名なのですが…なぜ「破天荒きょうちゃん」という店名になったのでしょうか?
次男が高校生のときの話です。「息子さんにお母さんってどんな人?って聞いたらニヤッと笑って”破天荒な人”と答えられました」って先生から言われたんです(笑)
その話が強烈に残ってて…。
破天荒ってはちゃめちゃな意味合いがイメージとして思い浮かびませんか?でも本来の意味は、誰もできなかったことを成し遂げる。ということらしいんです。
この店を開店するにあたり、しっかり信念を持ってやっていこうと…
プラス私の名前、京子って言うんですが破天荒…だけでは強烈すぎるので、そこからきょうちゃんを加えました。
まさに生まれるべくして生まれた店名なんですね!
メニューについて
お惣菜屋さんとしては珍しいお刺身や、「これは絶対美味しいやつ」オーラがダダ洩れなおかずの数々。
その日の仕入れによってメニューが変わるとのことですが…
はい。野菜は徳島県の自然農法の農家さんから旬の物をお任せで仕入れさせてもらっています。
魚は主人が毎朝市場に行き、その日の新鮮なものを…私は定休日(日曜日と月曜日)の内の月曜日に主人と一緒に市場に出向いてます。好きなんです。市場が。
魚は(主人と)どちらが捌くのか、取り合いになることも(笑)結局は、私が惣菜の調理で手がいっぱいになるので、主人に任せることになるんですが。
日によって変動はあるんですが、お刺身がだいたい8種類前後、惣菜は人気定番商品のいわしの煮つけをはじめ、よもぎオイルをベースにした副菜、栄養たっぷりのおかずを毎日20種類ほど揃えています。
体にいいものをおいしく食べてもらいたい。ただただその思いが強いですね。。
メニューは、日によって変動があります。
インタビュアーが個人的にとても興味を持った「かきのよもぎオイル漬け」(※季節限定商品)。
もちろん購入して自宅でいただきました。…衝撃的でした!!自家製のよもぎオイルとぷりっぷりの牡蠣のコラボは想像を覆す美味しさでした。
毎日通っても飽きることがありませんね。
これからの挑戦
今後の展開について。目指すべき展開について教えてください。
私も主人も機械には疎くて…現在はInstagramで毎日のメニューを更新するのみなのですが、ホームページを開設して、本当においしい一夜干しや自家製のよもぎオイルなどのネット販売もできればできれば…と思っています。
なるほど。その溢れ出る探求心の源は何でしょうか?
「またきたよ」「苦手だった魚がめっちゃおいしく感じられた!」「1週間分、買っていくねん」
お客様の生の声は有難いしとてもうれしいです。うちを目当てに遠方からわざわざ足を運んでくださるお客様もいて。
この人たちをもっとこの人たちをもっと笑顔にしたる!その思いが何より日々の活力になっ
ています。
料理やお客様のお話をされているとき、お顔がいきいきとしていて、こちらまで元気をもらっちゃいます!
大切にしていること
お店を経営していく上で大切にされていることは何ですか?
関わる人すべてがwin-winの関係であること。仕入れ先の後ろには漁師さんや農家さんがいて、それに見合った代価(代償)を支払って購入する。
↓
お客様には美味しかったと言ってもらえる料理を作り商品提供を行う。
↓
そして買っていただき報酬を得る。
みんなでわいわい言いながら「おいしかった!」って笑顔になって。
そんな付き合いが1番だと思うんです。
そういう時が何より幸せやなって…それがうちの大切にしていることであり、目指す夢なんです!
全ての人が笑顔で繋がるお店、これからの発展を心より応援しています!!
インタビュアーから見た『破天荒きょうちゃん』:裏話
「ここにきたらまずはコレ」と優しさが滲み出て隠しきれてないような旦那様(後に知りました)が試飲の野菜スープを手渡してくれました。
数種類の野菜のみで仕込まれたというスープを頂いた瞬間「はい、この店は美味しい」と確
信しました。
そしてマスクの上からでもわかるほどの笑顔で登場した奥様(こちらも後に知りました)のきょうちゃん。
初見の私に本当に熱く接してくれて、この日は「牡蠣のよもぎオイル漬け」と「鯛のあら煮」「アジのたたき」「よもぎオイルマヨのポテサラ」を購入。
夜の晩酌のお供にいただきました。
…全てが美味しい!美味し過ぎる!!!
そんな出会いから今回の取材に至ったわけですが、すっかりファンになってしまったので、個人的にも利用させてもらっています。
私は私である だから私は私になる
「私の核になってる言葉です。自分らしくあればいい…と。」
そう語る奥様のきょうちゃんと、その姿を優しく見守るシャイな旦那様。
これからも応援しています!!
美味しいとともにご夫婦の”愛&元気”も提供するお店「破天荒きょうちゃん」には取材中も、常連のお客様がいらっしゃっていました。
お客様のために美味しいものを作り、お客様に愛される…そんな素敵なサイクルがここにあります。日々の食卓にお二人の愛情のこもったお料理を、ぜひプラスしてください。
https://www.instagram.com/kyoh_chan30/
■電話番号:072-646-8459
■住所:〒567-0031 大阪府茨木市春日1丁目8−2