行政書士とはどのような職業なのか、知っているようで、実はふわっとしか理解できていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
行政書士とは簡単に説明すると、官公庁に提出する書類を作成したり、それらについてのアドバイスを行うことができる国家資格です。具体的には以下の通り。
行政書士とは
行政書士法に基づく国家資格で、官公署への提出書類および権利義務・事実証明に関する書類の作成、提出手続、行政書士が作成した官公署提出書類に関する行政不服申立て手続等の代理、作成に伴う相談などに応ずる専門職で、職務上請求を行うことができる八士業の一つである
引用元:Wikipedia
今回は、茨木市で相続手続きを専門としてご活躍されている、「北摂パートナーズ事務所」行政書士の松尾武将さんをご紹介いたします!!
北摂パートナーズ事務所公式ホームページ
事業内容について
事業内容について教えてください。
柱としては二つあって、一つはいわゆる相続手続き、法定相続人の手続き支援。
もう一つは遺言相続手続きに不慣れだったり、少し不得意だと感じていらっしゃる行政書士の先生に対してのサポートを行なっています。
一定基準のスキルだとか知識を身に着けていただき業務を遂行することで、結果、解決できる案件が増えていくんです。
遺言相続を専門とされているのですね。なぜ遺言相続を専門にされたのか、起業のキッカケなども気になります!
起業のキッカケ
私は信託銀行に27年勤めていたんですけど、その中でも遺言相続手続きを結構やっていたんです。
もともと私は行政書士を目指していたわけじゃなく、遺言相続の手続きを商売としてやりたいと思っていました。
ただ、自分の名前だけではお客さんを集められない。そこで資格を取ろうと考えたときに「行政書士はどうだろうか?」と思ったんです。そうこうしているうちに、銀行の中で昇格してマネージャーになりました。
実際に独立されたのは2年前ですよね、そのキッカケってあったんですか?
3年くらい前かな、大腸がんになったことがキッカケです。
銀行での定期健診で鮮血がみられるので再検査してくださいと言われて、わかりましたと言って一年ほったらかしてたら、産業医に「何やってるんですか早く行ってください!」と叱られて…そしたら見つかりまして…「これ見えますか?がんですね」と…ステージ3でした。
その後無事に手術も終え、入院を経て3週間ほどで職場復帰したんですけど。私は抜群にできるマネージャーではなかったので、ここで健康上の不安を抱えるともう昇格とかは無理だと考えました。
それから、自分のスキルや知識を伸ばすためにも別の道はないだろうかと模索し、現在に至ります。
独立して見えたこと、大切にしてること
それは27年間銀行に勤められていたからですよね。
具体的にお聞きしてよいですか?
まどろっこしいかもしれませんが後でお互いが揉めないためにも、先にしっかりと負担しておいた方が良いんです。
そういうところが銀行員風なんだろうな…と思います。
なるほど。元銀行員であった松尾さんゆえの強みですね。
松尾さんにとって、相続手続きにおいて大切にしてるものってなんですか?
法定相続人の方との関係作りです。
というのも、亡くなられた方と御生前どんなに親しくさせて頂いてたとしても多くの場合、相続人の方って初めましての人が多いんですよ。
その方々からすると、結構踏み込んだ手続きだとか印鑑を託したりとかっていうのは信頼関係がなければ不安だと思うんです。
なので、何よりも初めは、御霊前があるんだったらお線香をあげさせていただきます。
心(しん)ですね。
そうですね。そして次に現状をまめに報告するということですね。
これって普通のことのように思うでしょ?しかし、何かしらの動きがあったときにだけ報告するという方は少なくないんです。
何故なら相続手続きって、例えば故人の残高証明を発行だけでも1、2週間かかることなんてザラなんですよ。下手したら1ヶ月かかることも。
そうするとそれを待っている間は動きがないわけです。
でもお客様はなんでこんなに時間がかかるのか、今どのような状態なのかわからないので、そしたらあの先生はちゃんとやってくれているのかと不安になるわけです。
確かに…待つ側からしたらとても不安に感じちゃいますね。
でしょう。なので動きがあった時のみだけ連絡するのではなく、今こういう手続きを進めていますだとか、今止まっている状態です。とかお伝えできれば安心されるんですよね。
確かに安心しますね。自分では分かり得ない情報ですもんね。
相続手続きって長期化する傾向があるんです。
なので、相続人の方々と商取引として最高の関係を築くことがお互いにとって最良の答えだと私は思っています。
今後について
ありがとうございます!!最後に今後のビジョンや夢について教えてもらっても良いですか?
二つ目の柱である、行政書士の先生をサポートするビジネスを具体化して、行政書士法人としてやりたいと思っています。
スキルと知識を身につけた行政書士の先生が増えるということは、より良いサービスや価値をお客様に提供することにもつながります。
また今後も変わらず、遺言相続手続きで迷っておられるお客様に寄り添い、適切なサポートやご支援をしていきたいですね。
インタビューアーから見た松尾武将さん:裏話
インタビュアー:沖
実は私、この日が取材デビューだったのですが(松尾さんには告げておりませんでした…)緊張のあまり目の前で「深呼吸をしてもいいですか?」と失礼極まりない申し出を快く受け入れてくださいました。
趣味が読書だという共通点で話が広がり、自身で執筆もされているとのことで、自作小説をプリントアウトしていただきました。
これが遜色なく面白く、こちらでレビューを語りたいほどです!
寡黙な一面がありながら、熱い想いを心に秘めた遺言相続手続きのプロフェッショナルの松尾さん。
実際お話をしてみて、実はイタズラ好きだというお茶目な一面があり、終始楽しく取材させていただきました。
松尾さん、今回は取材させていただきありがとうございました!!
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必ず力になってくれますよ!
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